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スカイチケット運営のアドベンチャー、口座情報3万2341件の流出を発表

旅行予約サイト「スカイチケット」を運営するアドベンチャーは2026年10月28日、不正アクセスに伴い顧客の銀行口座情報3万2341件が流出したと発表した。2022年3月から24年5月に払い戻し用の口座を登録した顧客の金融機関名・口座番号・名義が含まれる。同社は今月、約1464万件の会員情報流出も公表しており、被害の全容が段階的に判明している状況だ。

何が起きたか

旅行予約サイト「スカイチケット」を運営するアドベンチャー(東京都渋谷区)は2026年10月28日、同社サーバーへの不正アクセスにより、新たに3万件を超える顧客の口座情報が流出したと発表した。流出件数は3万2341件で、内容は金融機関名や口座番号、口座名義など。対象は航空券の払い戻しなどのために2022年3月から2024年5月までに銀行口座を登録した顧客の情報である。

クレジットカードなど他の情報にも波及の可能性

同社はこれ以外に、2021年5月ごろから2024年5月中旬ごろにクレジットカードで支払い手続きをした一部顧客について、カード名義やカード番号の一部(下4桁など)が流出した可能性があるとしている。読売新聞は、カードの流出の恐れがある対象を約93.6万件、国内旅行保険の申し込み分を約11.8万件と報じている。朝日新聞はカードについて最大6140人分の流出を16日に発表したと伝えており、両紙の数字は範囲や時点の違いによるとみられるが、本稿では食い違いを解消できない。

これまでに公表された大規模流出との関係

アドベンチャーは今月2~4日に不正アクセスを受け、9日の時点でサイト登録会員の氏名や生年月日、メールアドレス、電話番号、住所など約1464万件の顧客情報が流出したと発表していた。今回の口座情報流出は、この一連の不正アクセスで外部に漏れた情報が悪用されて判明したものと位置づけられる。複数媒体が同日に同社発表を報じており、内容は同一の発表に基づく。

企業・産業への影響

旅行予約サイトは氏名や連絡先に加え、払い戻し用の銀行口座という決済に直結する情報を保持する。今回の件では、まず約1464万件の会員情報が流出し、その後の調査で口座情報やカード情報の漏えいが追加で判明するという形で被害が拡大している。段階的な公表は、利用者に対する説明のタイミングと信頼回復の難しさを伴う可能性がある。オンライン旅行予約は個人情報と決済情報を同時に扱う業態であり、委託先を含むアクセス管理や、漏えい後に悪用を防ぐ監視体制が問われる事例といえる。ただし本資料には原因の特定や再発防止策の内容は含まれておらず、影響の程度を断定することはできない。